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2011年7月22日金曜日

平成唐草紋様展

AGマガジン

アークネス アート ギャラリー(LPGEC)マガジンは今回から短く覚えやすくAGマガジンとしてアークネスアートギャラリーもアークネス ギャラリーと呼ばさせていただきます。  アークネス ギャラリーの村田訓吉です。
 平成唐草紋様展
7月25日(月)~7月31日(月)
時間  平日12:00~19:00  土日12:00~18:00
1部常設展示 
丸木美術館原爆の図「第2部 火」複製パネル。
広島原爆直接被爆され戦後反核運動に立った尾崎守夫さんの作られたアトミックバック。
ひょっこりひょうたん島人形作家片岡昌さんの特選現代美術作品。
石川雷太さんの原発を扱った作品。

1980年代から村田訓吉の平成唐草紋様とそれに平行され制作されてきた平成救世観音の1部を展示します。
平成唐草紋様
唐草紋様は本来スパイラルな連続された繋がっているパターンですが、平成唐草紋様はそれぞれがばらばらで繋がっていなくても全体で一つのパターンとして見れるそれが平成のこの
時代の要素でもあるということでもともとは鑑賞者からつけられた名前です。
現在はそのパターンをコピー機にかけギミックしたシュミレーションアート全体も含め平成唐草紋様と名乗ってます

時期開催展覧会
【2011 サマーアートフェス イン アークネス展】
◆8月6日~8月30日 平日12:00~19:00  土12:00~18:00 日休日
3.11以降最初の夏です。展示会場使用イベントなども企画しています。
イベントは有料ですが参加アーテイストは入場無料です。

◆現在企画予定イベント
8月6日仮名原爆忌(広島忌)
広島で直撃被爆された尾崎守夫さんの戦後作られた原爆ドームが描かれたバックと丸木美術館から借りた
原爆の図複製パネルを特別展示予定。
(アトミックバック)アトミックバックを平和のバトンとして託してくださった、
南風 椎さんを招き原爆忌を開きます。尾崎守夫さんにも現在依頼中

○アトミックバックについて

原爆を生き延びた男

今日は広島に原爆が投下された日。

尾崎さんという人に紹介されたのは、1年半ほど前だった。
彼は、人類史上でもきわめて稀な体験をした人だった。
広島に原爆が投下されたとき爆心地からわずか800mの地点にいたのに、命が助かって
80才を過ぎた現在もピンピンしているという人だった。

当時19才の兵隊だった尾崎さんは広島にいた。
敵軍の戦車が上陸してきたときのために、爆弾を抱えてキャタピラの下にもぐりこむ訓練を、
毎日やっていたそうだ。
「爆心地との間に広島城があったから助かったのかも知れない」と言う。
でも、一緒にいた250人の部隊の9割は死んでしまったそうだ。
「前の夜に配給の飯を食べる気がしなくて、周りの連中の酒と交換してもらったんですよ。
6合も酒を飲んで寝ました。それがよかったのでしょうか」
と、彼は笑っていた。からだから顔まで無数のガラス片が刺さったものの、
幸いなことに原爆症がでることはなかったとか。

しかし、まっ黒焦げの累々たる死体の山を見たことで、尾崎さんの人生は変わる。
終戦後は共産党に入り原水協の活動を続けてきたが、共産党が大衆運動をやめたことが気に入らず、離党。現在は個人的に反原発の活動をしているそうだ。


尾崎さんが持っていた皮カバンに目を奪われた。
使い古されたカバンで、表に原爆ドームが彫られ、裏面には原爆投下前のドームが彫られていた。全部自分の手作りだという。
「素晴しいカバンですね」と言うと、 「これでよければ、あげますよ」と、尾崎さん。
と、とんでもありません、と答えたのだけど彼は真顔だったのでありがたくいただいた。

たくさんの貴重な話を聞いて別れ際に握手を求めたら、
「平和のために!」と言って、強く握り返してくれた。
そのアトミック・バッグは今ぼくの手許にあり、ちょうどラップトップが入るサイズなので、
大切に使わせてもらっている。 なんだか、駅伝のタスキを手渡されたような気がする。
いつかは誰かにこれを手渡したい。    平和のために。

「著述家、南風椎の2009年8月6日のブログ」

このブログをきっかけにしてこのアトミック・バッグはアークネスギャラリーに
やってくることになりました。平和のために。
今年2011年、原発は原爆だったと多くの人たちが知ることになった年の夏、
一人でも多くの人たちに見ていただきたく思い、展示を決めました。
私たちも原発事故を生き延びて、後世の人たちに語り継がなければ ならないことがあります。

アークネス・ギャラリー 村田訓吉」

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アークネス・アート・ギャラリー
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TEL:03-6214-0328 FAX:03-6214-0327
交通機関によるアクセス
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